唐突では有りますが、転職で重要なことは、第一に動機に他なりません。求人に応募する理由として挙げられる動機は、突き詰めれば現職に対する不満か、勤め先の倒産含めたリストラなどで職を失うかの、二つがもっとも多く、後者については仕方がなく、ここでのテーマ以外の問題も内包しているので、あえて述べませんが、前者の現職の不満だけが理由の場合は、間違いなく成功しません。採用面接の時に、現職の不満を並べ立ててしまうと、面接官の心象に大きくマイナスに働きます。

つまり、現職の不満が新しい職場では起こらないという確証は、どこにも無いからです。まして、人間関係のトラブルが理由であると、採用後に問題を起こされかねないとマークされます。現状に不満を抱えている方は、今一度、立ち止まり、具体的に何が不満か明確にして下さい。そして、その問題を解決すべく行動を起こして下さい。職場での問題解決能力は、将来、長きに渡り働いて行く者にとって、必要不可欠な能力です。個々の問題を解決した時に、自身の向上や、成長に向けて新しい環境に身を置く事が必要と感じたら、転職に対する大切な動機となります。職を変える理由は、特別な場合を除いて、前向きでなければならないのです。